病院に行っても腰痛の原因が分からないと言われた時の対処法は?

「病院に行けば、悪いところを治してくれる」と思っていたり、「病院ならなんでも分かる」と思っている方も多いと思います。

ですが、腰痛で病院に行っても、「これは原因がわかりませんね・・・」「とりあえず湿布を出しておきましょうか」と言われてしまった経験がある方もおられるのではないでしょうか。

「なんで腰が痛いという明確な症状があるのに、原因がわからないの?!」と疑問に思ってしまう方もおられると思います。

病院に行ったのに原因がわからないと言われると、果てしなく不安になる方もおられると思いますし、どうすればいいのかパニックになる方もおられるのではないでしょうか。

そこでここでは、病院に行っても腰痛の原因が不明だと言われることがあるのはどうしてなのか、そのような場合にはどういった対処法があるのか、ということについてご説明していきたいと思います。

 

特異的腰痛と非特異的腰痛

日頃私達は何も気にせず、「腰痛」という言葉を使用していますが、実はこの腰痛は病名ではありません。

腰椎椎間板ヘルニアや、腰椎変性すべり症などは立派な疾患名となっていますが、腰痛は腰周りの痛みなどの症状をまとめて呼ぶただの症状名です。

その腰痛には、非特異的腰痛と非特異的腰痛という、2種類のものがあります。

特異的腰痛 医師の診察や検査によって腰痛の原因が特定できるもの
非特異的腰痛 医師による診察や検査をしても、医学的な原因が特定できないもの

医師の診察や検査が行われたとしても、原因が特定できない腰痛があるというのは何だか驚きですよね。

そして、それと同時に不安に感じてしまう方もおられるかもしれません。

簡単に言えば、「腰椎椎間板ヘルニアですね」「腰部脊柱管狭窄症ですね」などの具体的な疾患名が告げられた場合には特異的腰痛だということです。

そして、病院で診察や検査を受けた結果、「原因がわかりませんね」と言われた場合には、非特異的腰痛ということになります

つまり、病院の検査では異常が認められないものを、非特異的腰痛というのですね。

 

腰痛の8割から9割は原因不明です(非特異的腰痛)

ここでさらに衝撃的な事実をお伝えしておきたいと思います。

厚生労働省の資料によれば、特異的腰痛と非特異的腰痛の患者さんの割合を比較した場合、

”両者の割合を比べると、病院の外来を受診する患者のほとんどの腰痛(約85~90%)は原因の特定できない非特異的腰痛で、残りの約 10~15%は特異的腰痛と報告されています。”

引用:厚生労働省「介護業務で働く人のための腰痛予防のポイントとエクササイズ」

このように記載されています。

つまり、腰痛の8割から9割は、原因不明の非特異的腰痛ということになってしまいます。

「椎間板ヘルニアですね」というように診断されている方は多いような気がしますが、実はそのようにしっかりと疾患名を告げられるのは、腰痛で医療機関を受診される方の中の10~15%程度ということになります。

非特異的腰痛は、筋肉や靭帯の問題なのか、椎間板や椎間関節のどの部位の問題なのか等、詳しいことは分かっていません。

病院で非特異的腰痛だと診断された場合の診断名は、「腰痛症」です。

 

原因が特定できる腰痛は?

では、原因が特定できる特異的腰痛にはどのようなものがあるのでしょうか。

・腰椎椎間板ヘルニア
・骨粗鬆症
・脊椎変形
・脊椎すべり症
・脊髄腫瘍
・尿路結石
・子宮内膜症
・腹部大動脈瘤

などなど、このようなものであれば、病院の触診・問診・血液検査・画像検査などで判明します。

反対に考えれば、非特異的腰痛である場合、このようなことが原因ではないということで、一つの目安にすることができますよね。

 

どうして原因がわからないの?!

では、どうして8割から9割もの腰痛が、原因不明となってしまうのでしょうか。
それは、「医学的に見ると異常がないから」です。

痛いのに異常がないというのはおかしな話ですが、骨には異常がないとなれば、レントゲンなどには映りません。

骨の隙間もあり、骨折もしていない、重篤な疾患に繋がる腫瘍もない・・・となれば、”異常なし→原因不明”となるのですね。

病気からくる腰痛であれば原因を特定して疾患名を告げることができますが、病気ではないのであれば、医師の診断結果は「原因不明」となります。

骨に異常があったり神経が圧迫されていたりすればすぐに分かりますが、それらがないとなれば”問題なし”ということになります。

さらに、腰痛は様々なことから発症するため、医学的に見て問題がない場合にはそれ以上どうにも伝えられないのですね。

といっても、一応検討はついている場合が多く、ただ単に厳密に痛みの原因を特定することができないという意味もあるようです。

 

原因不明と言われた時の対処法は?

では、病院に行って、「この腰痛は原因不明ですね」と言われた場合にはどうすればいいのでしょうか。

まず、病院でお医者さんにしてもらった画像検査などで異常がなくとも、どこかしらに異常があるから痛みが出ているということを忘れないようにしましょう

そして、その痛みはどうして起きているのかをハッキリさせたり、改善していくためには、以下の方法がおすすめです。

  1. 病気以外で起きる腰痛の可能性を知る
  2. 整体院や整骨院で治療を受ける
  3. 自己流ストレッチはできるだけ避ける

 

【対処法1】病気以外で起きる腰痛の可能性を知る

まずは、病院で診察を受けても、「異常なし」とされていることから、病気ではないということでひとまず安心しましょう。

そして、病気以外のことが理由となって起きることがある腰痛について、知識をつけていくことが大切になります。

 

病気以外のことが引き起こす腰痛

病気以外の問題で腰痛になる可能性としては、以下のようなものが挙げられます。

・ストレス性の腰痛
・骨格の歪みによる腰痛
・骨盤の歪みによる腰痛
・姿勢の悪さからくる腰痛
・筋肉の凝り固まりからくる腰痛

など、このようなものが、病気以外の部分で腰痛を引き起こすことに繋がるものです。

骨格や骨盤の歪みがあると、身体のバランスが崩れてしまうことで、筋肉に負担をかけてしまいます

時には神経を圧迫してしまうこともあるため、レントゲンなどには映らずとも腰痛の原因となることがあるのですね。

また、長時間のデスクワークや立ち仕事などでは、常に同じ姿勢で居続ける必要があるため、筋肉の緊張状態が続き、筋肉が凝り固まってしまいます。

そうなると、血流も滞ってしまうため、疲労物質や老廃物が流れづらくなり、痛みがでやすくなるのですね。

腰回りや太もも、背中などの筋肉の柔軟性がなくなってしまっている場合にも同様に、腰痛の原因となることがあります。

 

【対処法2】整体院や整骨院で治療を受ける

病院で原因が不明とされてしまった腰痛で、上記のようなことに当てはまる場合の腰痛は、整体院や整骨院で治療を受けることが可能です。

厳密には整体院は治療というよりは痛みを和らげることを目的としているため、整骨院や接骨院など、柔道整復師という国家資格を取得している先生に治療を行ってもらうほうが良いと言えます。

とは言え、整体院ではリラクゼーションを目的とした施術も多く、それゆえにストレス性の腰痛などの場合には効果が期待できます。

骨盤の位置を調整してもらったり、身体の歪みを改善してもらったり、痛みを和らげてもらうことができます。

お薬の処方などはできませんが、病院では受けることができない施術を受けることができるというのが強みです。

 

整体院

整体院では、骨盤など骨格や関節などの歪みを、手技など用いて矯正・調整してくれる施術を受けることができます。

身体全体の歪みを改善することが期待できるため、骨格や骨盤の歪み、姿勢の悪さからきている腰痛に効果が期待できます。

整体院は、国家資格ではなく民間資格を取得している方が運営されています。

専門学校などに通って資格を取得されている方も多いのですが、無資格でも整体師と名乗れることは忘れないようにしましょう。

整体院では、健康保険の適用はできません。

 

整骨院・接骨院

整骨院・接骨院はどちらも、柔道整復師という国家資格を取得していないくては開業できない院です。

整体院とは異なり、脱臼、骨折、捻挫などの怪我に対して治療を受けることができます。

そのため、ぎっくり腰や腰の打撲による怪我の痛み、筋肉の損傷による腰痛には、効果が期待できます。

国家資格を取得している先生に施術を行ってもらうことができるため、安心です。

接骨院・整骨院では、健康保険の適用が可能です。

良い接骨院の選び方についてはこちらを御覧ください!

 

カイロプラクティック

主に、脊椎の機能に注目し、矯正することで痛みを軽減したり機能を改善させたりすることで、自然治癒力を高めるという目的があります。

骨格の歪みを調整してもらうことができますが、本当のカイロプラクティックを行っている先生はとても少ないと言われています。

日本ではまだ認められていない手技療法です。

カイロプラクティックでは、健康保険の適用はできません。

 

【対処法3】自己流ストレッチはできるだけ避ける

腰痛を改善するためには、自己流でのストレッチはできるだけ避けたほうが良いと言えます。

というのも、間違ったやり方をすることで、余計に筋肉を緊張させてしまい腰痛を悪化させる可能性もあるためです。

もちろん、画像や動画を見ながらのストレッチであれば間違える可能性も少なくなりますが、「こんな風にするといいみたいよ!」というような聞いただけのストレッチや、とにかく筋肉をほぐそう!というような自己流のストレッチはNGです。

正しい方法で効率よくストレッチを行うことができるようにしたいですね。

サッカー腰痛を改善・予防するためのストレッチはこちら!

整骨院・接骨院などでは、施術の後にどのように過ごせば良いのかについて、アドバイスをもらうことができます。

その中で、効果的なストレッチについて教えてくれるところもありますし、もし気になる場合には積極的に質問してみるようにするといいですよね。

ストレッチの効果などに疑問がある場合には、施術後などに実際にフォームなど見てもらい、問題がないかどうかを確認してもらいましょう!

その日の疲れをその日のうちに取り除くようにすると、筋肉の凝り固まりも改善していくことができます。

 

まとめ

病院に行っても、腰痛の原因が不明と言われたり、異常なしと言われてしまうことは珍しくありません。

ですが、原因は必ず身体のどこかにあり、それが病気として特定できるものではないというだけの話です。

そのため、接骨院や整骨院でしっかりと症状が改善するよう、施術を受けて治療していくことが大切です。

もちろん、全てを先生に任せてしまうのではなく、自分でも知識をつけたり勉強したりすることも必要になります。

自分の身体ですので、できるだけ自分でも理解できるようにしておきたいですね。

 

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